富士通商株式会社 太陽光発電・風力発電・液体バイオマス発電

Biomass power
バイオマス発電事業

・日本のエネルギー自給率をアップ

・日本の技術を活かし新たな産業を創出

・CO2排出が少なく地球にやさしい

液体バイオマス発電の特徴

バイオマスエネルギーの源は、元を辿れば植物によって取り込まれた太陽エネルギーです。 このため、正味でエネルギーが獲得できれば再生可能エネルギーとなります。 バイオマスは有機物であるため、燃焼させると二酸化炭素が排出されます。 しかし、これに含まれる炭素は、そのバイオマスが成長過程で光合成により大気中から吸収した二酸化炭素に由来します。そのため、全体として見れば大気中 の二酸化炭素量を増加させていないと考えられます。この性質をカーボンニュートラルと呼びます。

当社の取り組み

バイオマスには木質バイオマスや廃棄物系(家畜糞尿、食品廃材等)他数多くありますが、当社のバイオマス発電所はパーム油を燃料としてディーゼルエンジンを回して発電するものです。 現在220MWのバイオマス発電所建設に向け、着々と準備を進めております。当社では研究機関と共同で、パーム由来酸油(PAO)から遊離脂肪酸(FFA)を選択的に除去し、従来の半分以下の改質コストでディーゼル発電用燃料油を製造する技術を開発し、2020年9月に特許取得しました。自社発電設備に供給するほか、外販も予定しております。

パームオイルの問題とRSPOについて

パーム油の原料となるアブラヤシは、アフリカを原産地とした農産物で、その生育には赤道周辺で一定以上の雨量が必要とされるため、 これまでに特にマレーシア、インドネシアを中心にした一帯で、大規模なアブラヤシ農園開発が行なわれ、その過程で多くの熱帯林が伐採され、焼き払われる問題が起きています。 こうした状況の中、環境への影響に配慮した持続可能なパーム油を求める世界的な声の高まりに応え、2019年1月よりRSPOのメンバーとして、当初より、人と環境を考えて植物原料を用いた製品づくりに努めてきた富士通商株式会社は、パーム油の使用をやめることが問題の解決にはならないと考えました。 そこでパーム油とかかわり、野生生物や森を守りながら生産者や消費者の生活も維持していくため、パーム食用油の使用に換え、パーム残渣を改質してバイオ燃料にする技術を開発し、環境保全と原料調達の両面から、環境への影響に配慮した持続可能なパーム油を生産するための活動の1つとなっています。 そして2020年7月、すべての自社製品(国内販売)において、RSPO認証を100%取得(完全分離方式=Segregation)いたしました。今後、2030年に向けて国内外のグループ全体で、RSPO認証を取得することを推進いたします。

>